ビタミンC誘導体
肌に浸透しにくい、ビタミンCを改良して、吸収しやすくしたのが「ビタミンC誘導体」。ビタミンC誘導体は表皮で分解されることなく、吸収された後、細胞内の酵素によって、ビタミンCに変わっていきます。
肌に吸収されたビタミンCの作用
・紫外線などによる活性酸素の除去、メラニン(シミの原因)の生成を抑制
・コラーゲン生成活性化をサポート
・皮脂の分泌を抑える
【シミ・そばかす予防】紫外線などによる活性酸素の除去・メラニンの生成を抑制
肌に吸収されたビタミンCは抗酸化作用が強く、紫外線などによる活性酸素を除去。また、メラニン(シミの原因)の生成を抑制し、美白効果を期待することができる。
【エイジングケア】コラーゲン生成活性化をサポート
肌に吸収されたビタミンCは、肌のハリに欠かせないコラーゲン(エラスチン・ヒアルロン酸)などを生み出す線維芽細胞の働き活性化し、コラーゲンを補うというよりも、コラーゲンの減少を食い止める、増やすことで、肌のハリや弾力をアップし、シワを目立たなくする効果も期待できます。
【ニキビ対策】皮脂の分泌を抑える
肌に吸収されたビタミンCは、皮脂の分泌を抑える効果もあり、ニキビや毛穴の開きを防ぐとも言われています。しかし、皮脂の分泌を抑える効果のある水溶性タイプのビタミンC誘導体は、乾燥肌や敏感肌では控えた方が無難です。
ビタミンC誘導体の種類
ビタミンC誘導体は「水溶性のビタミンC誘導体」、「脂溶性のビタミンC誘導体」、「ビタミンc誘導体 apps」と主に3種類あると言われています。
種類 | 浸透力※ | 持続力 | 即効性 | 安定性 |
水溶性 | 8倍 | 約12時間 | 高い | 高い |
脂溶性 | 20倍 | 約24時間 | 低い | 高い |
新型 | 100倍 | – | – | 低い |
水溶性のビタミンC誘導体
水に溶けやすく、肌表面に効いて即効性がある。持続時間は12時間と言われていて、ピュアビタミンCの約8倍の浸透力があると言われています。
成分としては、「リン酸アスコルビルMg (APM・低刺激)」「リン酸アスコルビン酸3Na(刺激はやや強い)」があります。
脂溶性のビタミンC誘導体
脂溶性なので、ジュルやクリームに多く、即効性は低く、持続時間は24時間と言われていて、ピュアビタミンCの約20倍の浸透力があると言われています。
成分としては、「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)」があります。
ビタミンc誘導体 apps
浸透型ビタミンC誘導体、水溶性・脂溶性両方を併せ持つ、ローションなどに使用される。即効性もあって、肌表面(毛穴・ニキビ)にも効くし、肌の内側(真皮)まで浸透(ピュアビタミンCの約100倍)し、コラーゲンの再生を促してくれる。肌のハリやシワ改善にも期待。
成分としては、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(アプレシエ) (APPS)」があります。
ビタミンCと相性が良い成分
コラーゲンはビタミンcと一緒に配合することによって、相乗効果を発揮する。

ビタミンc誘導体 appsが入っている化粧水
ドクターシーラボ / VC100エッセンス ローションEX

たるみ、シワが気になる30代以上の方におすすめ
・ドクター監修、エージングケア美白化粧水
・肌に浸透しにくいコラーゲンを発酵し、コラーゲンの素と言われる、アミノ酸やペプチドくらいまで小さくし、肌に浸透しやすくする発酵コラーゲン。
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