銭湯レポート VOL.2
表参道で銭湯。想像を超えるシルク風呂がすごい
東京都内を中心とした銭湯・サウナを不定期紹介。記念すべき第2回は、表参道にある銭湯「南青山 清水湯」さんの登場です。
「表参道」に「銭湯」、とな。
結びつかないですよね、相反するイメージすぎて。でもね、あるんです。今回ご紹介する「清水湯」は、明治36年創業、この地で100年もの歴史を重ねる超老舗銭湯。
246から一本路地を入った位置にあるので、知らなければ通り過ぎてしまうかもしれません。
2008年にビル型銭湯へとリニューアルし、おしゃれ銭湯として見事に街に溶け込んでます。
お風呂の種類はざっくり3種類
浴場内は大きく二つに分かれていて、手前に洗い場とジェットバス。
奥の小部屋のようなスペースに、名物のシルク風呂と高濃度炭酸泉があります。
清水湯の魅力は、代名詞でもあるこのシルク風呂。この白いお湯の正体は入浴剤などではなく、じつは超細かいミクロの泡。お湯の中に発生させた気泡が毛穴から入り込むことで、新陳代謝の促進、保湿、肌の洗浄効果が期待できるとか。
シルクという名の通りトロトロとしたお湯ざわりが特徴で、細かい泡が肌にまとわりつく感覚はやみつきになります。まさか表参道の銭湯でこんなお風呂に入れるとは、誰が想像したでしょうか。都内でもまだ希少なこのシルク風呂を導入したのは、清水湯さんが最初なのだそう。さすがは最先端の街、表参道…。
ちなみに最近は、月替わりで「日本の名湯めぐり」と銘打ち、毎週水曜日に有名温泉のお湯を再現した入浴剤を導入してます。
そろそろサウナの話をしようか
まずサウナの効能・ととのいについてはこちらを読んでいただくとして→「サ道」(タナカカツキ著)
男性用がコンフォートサウナ、女性用がロッキーサウナに分かれており、入れ替え制ではありません。温度は88度前後。
ロッキーサウナはオートロウリュがあるのが高ポイント。熱した石に水滴が落ちてミストが発生するので、ドライサウナでは喉が乾いて苦しい、と感じる人におすすめです。
水風呂は18〜22度とビギナーにも安心の水温設定。軟水使用でまろやかなので、長めに浸かれます。銭湯にしては珍しく、浴場に休憩用のチェアが設置されているので、心ゆくまでととのえます。
ランや仕事帰り、観光途中に重宝します
アメニティの充実ぶりも特筆すべき点。タオルやシャンプーなどがセットになった手ぶらセットはもちろん、化粧品や下着類など、お風呂上がりに必要なグッズの品揃えが銭湯の域を超えているので、ふらっとお風呂に入りたくなったときも安心。
ロビーにはwi-fiが飛んでいるので、表参道の観光スポットや表参道のレストランを検索したり、サクッと仕事もできたりします。
週末はめちゃくちゃ混みますが、平日の火曜、水曜あたりは割と狙い目。表参道駅から徒歩3分とアクセスもよいので、仕事帰りや東京観光の途中に、ぜひ。
南青山 清水湯
住所:東京都港区3-12-3
営業時間:12:00~24:00 ※土日祝 ~23:00(最終入場30分前)
定休日:金曜