銭湯レポート VOL.1
まるで道後温泉! たった460円で天然温泉を堪能
都内を中心とした銭湯・サウナを不定期紹介。今回訪れたのは、東急池上線蓮沼駅から徒歩2分、「東京にいながらにして旅情感を味わえる」でおなじみの「はすぬま温泉」さん。ここでは、銭湯価格の460円(※)で、天然温泉に入れるんです!(※東京都浴場組合が設定する一律料金)
もとは創業80年以上の老舗銭湯で、2017年に全面リニューアル。道後温泉をイメージしたというステンドグラスが印象的な、大正ロマン感じるレトロな空間に。
浴場のお風呂は、すべて源泉100%の天然温泉。実はここ「はすぬま温泉」がある蒲田近辺は、東京都内でも黒湯の温泉が湧くエリアとして有名なのです。泉質はナトリウム 塩化物泉・炭酸水素塩冷鉱泉で、とろみのあるお湯は美肌に効果的とか。
さらにこちらの銭湯の魅力は、水風呂も源泉掛け流しということ。水温は26度とぬるめに設定されているので、水風呂のキン!とした鋭い冷たさが苦手な人はぜひ試してほしいです。まろやかな水質が肌に心地よく、おかげで緩やかな「ととのい」が訪れました。ちなみに浴室内には、ドライサウナも完備されています(別途300円・バスタオル付き)。
インスタ映えも狙える富士山画に注目
温泉以外にも、魅力はたくさん! まず必見なのが、ロビー正面に飾られている大きな富士山画。日本に数名しかいない銭湯絵師・丸山清人氏による作品です。
銭湯といえば、富士山の壁画がシンボル。通常なら浴槽から眺めるだけの楽しみですが、ロビーに飾られているとなれば撮影もOK。映えも狙えます。
うそみたいだろ、デジタルサイネージなんだぜ、これ
ロビーで見てほしいもの、もう一つは、足元に掘られたデジタルサイネージの池!水の中には、本物のようにリアルな映像の鯉やメダカのほか、季節によって人魚や浦島太郎などのレアキャラも登場するとか。ついつい、ずっと眺めてしまいます。
小さな売店には、アイスや秋田のいぶりがっこなどのおつまみも充実していました。お風呂上がりのビールと一緒にぜひ。
東京の、しかも蒲田にいながら旅行気分が味わえる「はすぬま温泉」。夏休みの予定がまだ決まっていないという人は、訪れてみてはいかがでしょうか。
名 称:はすぬま温泉
住 所:東京都大田区西蒲田6-16-11
時 間:15:00~25:00
定休日:火曜
アクセス:東急池上線 蓮沼駅から徒歩2分
サウナーのバイブル、「サ道」(タナカカツキ著)も必読。
サウナの正しい入り方とその効果、至福のトランス状態「ととのい」とは?
を、漫画でわかりやすく解説されています。原作はこちら。